南米:国連機関の女性職員対象にガーディアン・ガールズ
2024年8月30日(金)、コロンビアで今年2月に新発足した「ガーディアン・ガールズ・合気道」(Guardian Girls Aikido)プロジェクトの一環として、キフ・コロンビア(KIF Colombia)と国連人口基金コロンビア(UNFPA Colombia)の共催で、合気道の護身術セミナー『10秒で生き延びる』が開催されました。このイベントは、コロンビアの首都ボゴタ市内にある国連機関の施設で、国連の女性職員を対象に、午後12時から午後2時まで実施されました。国連機関の女性職員のみを対象にしたガーディアン・ガールズ事業は、これが初めて。
「ガーディアン・ガールズ・合気道」(GGA)プロジェクトは、コロンビアにおけるガーディアン・ガールズ・コロンビア(GGC)プログラムの重要な一環であり、2024年5月31日にガーディアン・ガールズ・インターナショナル(GGI)とラテンアメリカ合気道連盟(ULA-IAF)との間で署名された二国間覚書(MOU)に基づき設立。
セミナーは、コロンビア合気道連盟(FCA)および国連人口基金(UNFPA)コロンビア事務所と連携し、キフ・コロンビア及びガーディアン・ガールズ・インターナショナルによってボゴタで実施されました。
ガーディアン・ガールズ・インターナショナル(GGI)は、小山田真が会長、ニア・ライト氏が理事長を務め、全世界のガーディアン・ガールズ事業とその各プロジェクトを統括・運営しています。コロンビアでは、カミラ・ペローニ氏(キフ・コロンビア理事)及びマリア・アダイメ氏(キフ・コロンビア理事及びGGIラテンアメリカ局長)が、国連人口基金(UNFPA)コロンビア事務所やコロンビア合気道連盟(FCA)など、主要な地元の協力組織との連携のための主要な連絡窓口を務めました。
提携先の駐コロンビア国連人口基金(UNFPA)が窓口で、南米コロンビアの所在する各国連機関に勤務する12名以上の女性達が本セミナーに参加登録。ガーディアン・ガールズ・合気道(GGA)セミナー『生き延びるための10秒』を通じて、国連機関の女性たちにイベントへの参加意欲を高めることに成功し、特に危険な状況や環境で命を守るための重要な合気道の自己防衛ツールを教えることを目的。合気道は「平和の武道」として知られており、このようなセミナーは、コロンビアやラテンアメリカ地域全体で特別な重要性を持っています。
インストラクター: セミナー「生き延びるための10秒」は、合気道の主任インストラクターのサンドラ・ルゴ氏によって指導されました。コロンビア合気道連盟(FCA)に所属するアドリアナ・ヒメネス氏、ビビアナ・ロペス氏、カタリナ・ガルシア氏がアシスタント・インストラクターとして参加。
特別演武: セミナー中に、合気道家のサンドラ・ルゴ氏とアンドレア・ヒメネス氏による特別演武が行われました。この演武の主な目的は、セミナーで教えられた自己防衛と保護の戦術を実演し、危険や攻撃の状況において女性に求められるより高度な動きを示すことでした。特に「10秒間を正確に使うこと」が命を守るための決定的な違いをもたらすことを強調しました。
特別ゲスト: 日本大使館の松枝恵美氏が重要なゲストとして出席し、ガーディアン・ガールズ・インターナショナル及びそのコロンビアにおけるジェンダーに基づく暴力(GBV)防止プロジェクトへの支援を表明しました。