小山田真会長がローマ教皇とプライベート・オーディエンス
岡山県出身でロサンゼルス在住のハリウッド俳優(ハリウッド映画『ラスト・サムライ』準主演等)およびプロデューサーである小山田真氏(ガーディアン・ガールズ・インターナショナル(GGI)会長兼国際キフ機構(KIF)会長)は、バチカン市国のローマ教皇フランシスコ台下より招待を受け、バチカン宮殿内の教皇公邸にてプライベート・オーディエンス(個別面談)の栄誉に預かりました。この特別な面談には、小山田氏の夫人で、南米コロンビア出身の女性エンパワーメント活動家であるニア・ライト氏も同席。同じくスペイン語を母語とする教皇との親密な対話が約30分間行われました。面談ではバチカン側の通訳も同席し、和やかな雰囲気の中で意見交換が円滑に進められました。
プライベート・オーディエンスは通常、国家元首や政府高官に対して行われるものですが、著名な慈善活動家や社会的影響力を持つ個人が特別に招待されることもあります。日本においても、歴代の首相や外務大臣が外交関係の一環として教皇と面談した記録が残されています。また、天皇や皇后が教皇を公式訪問し、特別な面談を行った例もあります。例えば、2020年には安倍晋三元首相が教皇フランシスコとの公式面談を実現し、国際問題や平和への取り組みについて意見交換を行いました。
小山田氏は、ハリウッドでの俳優・プロデューサーとしての活躍に加え、全米での個人的な取り組みや、KIFおよびGGIを通じた20年以上にわたる国際的な慈善活動でも広く知られています。特に近年では、GGIの活動を通じて、武道やスポーツを活用し、女性に対する暴力の撤廃を目指すグローバルプロジェクトを推進しています。この取り組みは、国連機関、政府機関、国際NGO、教育機関などと連携し、16か国以上でプログラムを展開するなど、国際的な広がりを見せています。
GGIは、2019年11月にケニア・ナイロビで開催された国際人口開発会議(ICPD25)を契機に発足しました。同会議はデンマーク政府、ケニア政府、国連人口基金が主催し、約14,000名が参加。小山田氏は同会議に招待され、女性のエンパワーメントに関する活動が大きな注目を集めました。
プライベート・オーディエンスでは、小山田氏は教皇フランシスコと握手を交わし、日本から特別に用意した贈り物を手渡しました。この場では双方が贈り物を交換するのが通例となっており、今回もその慣例が実施されました。
小山田氏からの贈り物
- 「備前焼の手作り兜」
この兜は日本六古窯の一つ、備前焼で制作され、内側には教皇フランシスコと小山田夫妻の名前が刻まれています。小山田氏の故郷である岡山県からの特別な贈り物であり、日本の伝統において兜は子どもたちの未来の平和と安全を守る象徴として知られています。この兜は戦争ではなく平和を守る願いを込めたものとして贈られ、調和や強靭さ、そして次世代の平和を育む重要性を示しています。 - 「サイン入り映画『Good Soil』のDVD」
小山田氏が主演・プロデュースを務めた映画は、1549年にフランシスコ・ザビエルら宣教師が薩摩国(小山田氏の父方の出身地である鹿児島県)にキリスト教を伝えた歴史を描いています。物語は、大名による激しい弾圧の中で新たな信仰を守るために立ち向かう天草四郎の父・甚平(小山田氏が演じる役)を中心に展開。この映画は、教皇が所属するイエズス会(ザビエルが創設メンバーの一人)と深い関わりを持つテーマ。 - 「ガーディアン・ガールズ公式ユニフォームTシャツ(フレーム入り) 」
教皇のお名前と小山田夫妻のサインを入れた特別なデザインで、GGIの核心的な使命「世界平和、安全、全ての少女と女性のエンパワーメント」を象徴する一品。これまでに数百人のプログラム参加者がこのユニフォームを着用し、女性の安全を守るための活動に参加してきました。その中にはキリスト教徒の女性も多く含まれています。
さらに、この日は偶然にも小山田夫人の誕生日であり、教皇も驚かれる一幕がありました。
この特別な日に際し、教皇から夫人に、これまで限られた人にしか贈られていない特別なギフトが手渡されました。
Photos © Vatican Media